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現在、はつらつとした笑顔の元気な女性が増えています。その背景には、勤務場所にとらわれることなく自分の実力を仕事に活かせるSOHOスタイルの存在があることは確か。このコーナーでは、女性ならではの発想をSOHOにうまく活かし、理想のライフスタイルを実現している女性たちを「あこがれのSOHO人」とし、仕事のエピソードから裏話、将来設計にいたるまで根堀り葉堀り聞いちゃいます。同時に最近のSOHO事情まで見えてくるインタビューです。 |
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第9回は有限会社アンクオル代表伊藤敏子さんの登場です。 伊藤敏子さんは過去に人材派遣会社を経営していました。女性の結婚と子育てはハードルになり、各種イベントで活躍中の優秀な人材も、結婚出産すると、派遣先が無くなるというのが現状でした。そんな状況に矛盾を感じ、人材を生かす方法として、ご自身でパソコン業務専門エージェントを設立しました。会社の代表、クライアント、SOHO人、三者三様の立場で、常に仕事と向き合っているのが、現在のアンクオルでのお仕事です。
「SOHOという言葉はだんだんと浸透してきましたが、まだまだ未成熟な業界です。クライアントは、自宅で家事の合間に作業しているのだから、コスト削減の為に、と思っています。SOHO人には、自分の都合に合わせてできる便利な仕事、という低い意識で働いている人もいます。お互いこの意識から脱却しないと『仕事』とは言えません。」と、伊藤敏子さんはきっぱり言い切ります。
「パソコンを使う仕事、単なる入力の仕事と言っても、似て非なるもの。まず必要なのは、原稿を理解できる、浅くても広い知識です。ひとつの仕事を完璧納品したからといって、同じ仕事がまた来るとは限りません。指示内容を一つ一つ把握でき、それに対応できる事が大事です。又、クライアントもSOHOの能力をまだまだ知らない状況です。個人に任せて大丈夫なのか?という不安があります。」と、クライント側の不安も語ってくれました。
伊藤敏子さんの会社では、在宅ワーカー登録の人数は毎日増えていても、いざ仕事を発注する段階になると、エントリーする人はそう多くなく、あるいはやる気があっても、スキルが伴わない人もいるそうです。
「実践でないと、なかなか実力にはならないので、できるだけチャンスを逃がさないでほしいけれど、最低限ここまでは、という知識基準を知って欲しいと思います。」と、辛口コメントを頂きました。
確かにやる気だけの人よりも、ミスのない人、信頼できる人を望むのは当然です。だから常に新しい情報や知識を補充することが、SOHOで仕事をする上での必須条件になるのでしょう。そして、それが結果として、きっと自分にはね返ってくるのでしょう。
またご自分の経験から、退職後再び仕事をはじめた人に『子供がいるので・・』という会話に、ホッとするクライアントもいれば、ビジネスとしての会話しか受け入れないクライアントもいますので、注意してくださいとのご忠告。
現在、アンクオルの中心メンバーは、地方在住の人がメインです。しかし仕事上でのトラブルは、ほとんど無いとのことでした。これも長年、人と人をつなぐ仕事をしてきた伊藤敏子さんの、人間関係の上手な築き方のようです。
最後に先輩SOHOとして「国の施策は概念なので、実践を行っている人達から、実態に沿った提案をしていきましょう。SOHOという社会的ポジションを、どのように高めていくのか、一人一人が真剣に考え、構築していきましょう。一緒にがんばりましょう。」と、嬉しいメッセージをいただきました。
取材執筆:猪島奈保美
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