第11回はWIZDOM代表の萩原明子さんの登場です。
「石の上にも三年、吉と出るか凶と出るか、とりあえずやってみるか!」と自宅で仕事を始められ、今年で5年目。パソコン雑誌でADSL導入法を書いたり、DVD作品の紹介記事やヨットカタログのキャッチコピー書き、インタビューのテープ起こし、平行して、WEB制作ディレクションや在宅ワーカーコーディネートなどなど、そのお仕事は広範囲にわたります。
「自分の興味のある分野はとりあえず、顔を出す」をモットーに仕事に 取り組んでおられる萩原明子さんにお伺いしました。
質問1)最初の仕事状況と現在の主な仕事はどのようなものでしょうか?
最初は、できる事はなんでも…と、ライターの仕事以外に、名刺の入力、展示会の受付、パソコンのインストなど、なんでもかんでも受けていました。しかし、なんでもできるということは、得意分野がアピールしにくい事に気がつき、最近は、WEBコンテンツライティングの仕事が4割、雑誌・書籍執筆、編集が3割、在宅ワーカーコーディネート(WEB制作、データ入力、報告書作成)が3割といった感じで仕事をしています。
質問2)SOHOになられたきっかけは?
今から5年前の夏、NIFTY「ビジネス創造フォーラム」でサブシステムオペレーターをしていた私は、9時5時で通産省のRWCプロジェクトでお勤めしていました。フォーラムの掲示板で、海外でオフ会をしようと話が盛り上がり、ちょうど仕事で使いはじめたインターネットの最新事情を知りたいという気持ちもあり、買ったばかりのノートパソコンを抱えて「サンノゼ」に集合。シリコンバレー近辺の本屋で、SOHO関連の雑誌が山と積まれ、在宅ワークが当たり前という就業形態を見て、「パソコンと電話線があれば、こういうやり方もあるのだ。これなら、私にもできそうだな」と思ったのが、仕事を始めるきっかけでした。
質問3)SOHO最初の仕事環境はどのようなものですか?
アメリカから帰国後すぐにISDNに申し込み、FAXを購入、HP作成の勉強も兼ねてHPを開設しました。当時は、ISDN回線は会社(ビル)で引くのが一般的で、ターミナルアダプターも子供の道具箱くらいの大きさでした。工事の時に NTTから見学者が数名やってきて「なんだ、普通の家じゃん」と言われたことを覚えています。自宅ではコンピュータは永年Macを使っています。
質問4)ビジネスチャンスはどのようにゲットしたのでしょうか?
オフ会で配っていた名刺に<オンラインライター>と入れたのは帰国後すぐです。フォーラムで知り合った人に声をかけ、出版関係の集まりがあれば顔を出し、忘年会、新年会には名刺を持って挨拶回り、顔を覚えてもらう事に力を入れていました。
質問5)SOHOに向いている人はどのような人と思われますか?
SOHOワークは、自分自身をマネージメントできる人が向いていると思います。仕事はたとえ多岐に渡っても基本は「見積を出せる」と「納期を守る」と「自分の力量を知る」です。これさえ把握していれば、それほど難しいことはありません。でも、このうちのどれかを見誤る、あるいは過信すると、ほんの小さなほころびから、大きなトラブルに発展してしまう危険性が高くなるでしょう。
質問6)今現在の心境をお聞かせください。
振り返ってみれば、いろいろな事がありました。私のHPで仕事を始めた頃の日記を掲載していますが、比較的順調なようで、トラブルも多々ありました。「辞めよう」と思ったことも何度もあります。クライアントに逃げられて、家族から借金してワーカーさんに支払いをしたことも、納期に間に合わないワーカーさんの仕事部屋の隣で夜を明かしたこともあり、「人生、いつもがけっぷち〜」の連続でしたが、仕事仲間に支えられ、それを乗り越えての5年間でした。失敗を恐れていては何もできません。経験値がアップすれば、トラブル時の対処法や回避法を覚えていけます。これからも、自分の夢を持ち続け、仕事をしていきたいと思います。
取材・編集:猪島奈保美
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