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記念すべき第一回目は当サイトディレクター・ 新川てるえさん。日本初のシングルマザーに よるWebサイト『母子家庭共和国』の生みの親
であり、二人の子供の母でもある新川さんの SOHOへの道のり、家庭との両立法とは…。
33歳でHP作りに初挑戦
『母子家庭共和国』が誕生するまで
約5年前、日本で初めてシングルマザーのための情報サイト『母子家庭共和国』を立ち上げて以来、多くの女性から熱い支持を受けている株式会社エル・ワン代表取締社長の新川てるえさん。現在、その活動はWebコンテンツプロデュース、ライター執筆業、企画コンサルティング…etcと多岐に渡り、主宰するサイトは3本、メールマガジンは10本。1日に目を通すメールの数は300通を超える。
まさに超多忙を極める新川さんのSOHO生活は、彼女自身のこんな一言から始まった。
「HPを作ってみたいな」
「作りなよ」隣で聞いていた友人の返事は簡単だった。
自分にできるかな──。不安もあったが、とりあえずマニュアルを片手にHTMLの基本をなぞりながらHP制作ソフトを試してみた。こうしてできあがったのが『母子家庭共和国』だ。33歳の時である。
シングルマザーや母子家庭をテーマにしたサイトがまだ存在しなかった当時、新川さんのサイトは間もなくメディアから注目を集め、一躍有名人に。気付くと『母子家庭共和国』は1日1000以上のアクセス数を稼ぐ人気サイトに化けていた。99年には当時在籍していた会社を辞め、独立。有限会社ワンダーポットを設立し、2000年12月には株式会社エル・ワンに組織変更。HP制作へのチャレンジから3年後、新川さんは社員5人を抱える会社の社長になった。
相手にとって必要な人材になる
家庭との両立はがむしゃらに、効率的に
新川さんは子供二人を育てる母親でもある。ただ子を持つ女性が働く場合、日本ではまず育児との両立が大きな壁となるのが現状だ。新川さんの場合、会社員時代からベビーシッターや保育園など専門家の手を借り、紙おむつなどをうまく利用して乗り切った。
「それでも子供が病気をしたら会社を休まなきゃいけないし、迷惑もかける。だから常に会社にとって必要な人材でいるための努力は続けました。たとえば、まだMACを使いこなす人がいなかった時には真っ先に使い方を覚えた」
こうした経験を経た新川さんのワークスタイルは、制作上の実務作業を外注や担当者に振り分けることで作業の効率化、スタッフの意識・質の向上を実現している。同様に約60名が参加するボランティアスタッフにもそれぞれ責任のある仕事を積極的に任せ、プロへの育成にも力を注いでいる。
そんな新川さんの姿勢に強く引かれ、スタッフを希望してくる女性は後を絶たない。しかしその中には「何かしたいけど何をすればいいのかわからない」「はじめの一歩が踏み出せない」という消極的な姿勢が少なくないそうだ。
「未経験者にたくさんのチャンスを与え、ビジネスセンスを引き出すのがリーダーの大事な仕事。ただ、それをどう次につなげるかは本人次第。スタッフに参加するのなら、やはり明確な目的意識を持つことが絶対条件ですね。次に、積極的に動くこと。動けば“自分にできること”のヒントも見えてくる。私も最初の頃はとにかくセミナーやオフ会に出席して名刺を配りまくりましたよ」
2000年12月には女性のスキルアップを支援する学習コミュニティポータルサイト『エルワンドットネット』の開設、今年はWebマガジン4誌を有料化にするなど新分野への挑戦をどんどん重ねる新川さん。「今後ほかにやりたいことは?」と聞くと、「本当はエッセイストになるのが夢なんです。毎月1冊ずつ著書を出したい。テーマは女性問題や家族問題が中心。そのためにももっとがんばらないと!」
彼女の目は前だけを見ている。
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