総評


★回答者のプロフィール

今回の調査で得られた746の有効回答のうち50歳以上、60歳以上の女性が、3.48%で、10代の2.4%を上回った。最もコアな層としては30〜34歳の26.1%、多くの女性サイトがターゲットとする25〜39歳は70%を超えた。また、既婚者は61%を超え、社会との接点が少なくなりがちな既婚女性にとって、インターネットが社会との重要な接点の一つとなっていることがわかる。

職業については、会社員、派遣社員のようなフルタイムで働く人が29%に対し、専業主婦も23%とまだまだ占める割合は大きい。この専業主婦でインターネットをはじめて1年未満が55%と半数以上がインターネット初心者であったまた、自営・自由業、SOHOが16%もいたことから、SOHOへの職業の認識が一般的に女性に浸透してきていると思われる。

★インターネット利用状況

インターネット歴については、はじめて半年以上1年未満という人が21%、インターネットをはじめて1年未満という人が35%、2年未満は54%と半数を超えていることからも経験の浅い女性が多いこと、また、インターネットに関わって1年もたつとそれなりに知識が付いてくるから、あらゆることに好奇心を抱くからこそ、このようなアンケートにも協力したのだろうと推測される。

自宅にパソコンがあるという人が90%を超えたのは、パソコンが家電化したということの証明か。専業主婦の自宅パソコン保有率の高さが97%とどの層よりも高い。自宅にパソコンがあることとインターネットをつなぐ専業主婦が増えているのは、大いに関連性があると思われる。また、学生が94%と高い自宅パソコン保有率になっているのも、最近の就職活動でインターネットによる情報収集は不可欠と言われているからに他ならない。

対照的に、会社員の自宅パソコン保有率が低い。ひところ会社のPCからつなぐ人の方が圧倒的に多かったが、プライベートなことでつなぐときは自宅から、との使い分けはまだまだ進展中という事か。 インターネットを利用している時間については、ネット歴が浅い人ほど利用時間は短く、ネット歴の長い人は5年以上になると20%近くが8時間以上という傾向が出ました。4年以上5年未満でも5時間以上8時間未満が19%と接続時間が長くなっている。

メールの受信件数は当然のことながらネット歴が長くなればなるほど、増える。ところが、送信件数は何年経っても、1〜5件程度と変化がなく、女性はメール好きとよく言われるが、書く件数そのものが増えているわけではなく、読みっぱなしという受け身の状況になっていると言える。 受信メールの相手は、友人・知人からとメールマガジンが高い割合を示した。

ただし、ネット歴半年未満のメールマガジンの購読率はやはり低く、メールマガジンの存在をまだ認知していない人が多いということであり、何かの情報を探しながら徐々増えていくのがメールマガジンの存在であるとも言える。ただし、ネット初心者については、メルマガ、Webとも見ないと答えた人の割合が高く、ネット歴が浅いと、知人とのやりとりに終始しているということと思われる。逆に、ネット歴が長くなるとメールマガジン利用率が高くなっており、DMのように届くメルマガの数が増えるという事と思われる。

また送信メールの相手については、ネット歴が長い人ほどビジネス相手への送信割合が高くなっている。 新しいサイトの発見方法が面白い。ネット歴の浅い人はどうしても、コミュニティや「メル友」が少いため、新しいサイトの発見はサーチエンジンやメールマガジン、雑誌といった媒体を頼ることになるが、ネット歴の長い人ほど「友人・知人から教えてもらう」という方法を採るようになる。ネット歴が長くなるほど独自のネットワークができるということだ。

「他サイトからのリンク」をたどるという方法も非常に高いが、既存の媒体に出ている情報はすでに知っているから、さらに深い情報を知るためにはリンクをたどるなどして集められた情報でないと満足できないということと思われる。ただ、意外にも「雑誌から」知るというのが高い。逆に「テレビで、またはCMで」というのは低い。テレビでは、メモを取る時間がないということだろう。

ユーザーがWebサイトでほしいと思っている情報として、「ショッピング」、「グルメ・レストラン」、「旅行・温泉」、「テーマパーク・アミューズメントパーク」といった自分の生活を楽しむため、あるいは趣味に関するのコンテンツが上位を占めた。年齢別では10代、20代前半における「美容・ダイエット」「ファッション」が高い数値を示し、20代前半は「占い」に寄せる関心りも高くなっている。「経済・金融」「社会・政治・時事問題」「SOHO・在宅」等のビジネス関連情報は、グルメ・レストラン等のお楽しみ情報に比べると決して高いとは言えない。しかし、ネット歴が長くなるほどビジネス関連情報にニーズが増える傾向にある。

お気に入りのサイトがあると答えた人に首都圏、近畿地方が多い。これは地元に関する情報が多く、更新も頻繁であることが背景であろうと考えられる。特定のお気に入りサイトの有無については、全体では約70%の人が「ない」と答えているが、ネット歴が長い人ほど「ある」と回答している。「女性向け」というキーワードについても、ネット歴の長い人の方が昔は「女性向け」が少なかったことから、こだわっているのかもしれない。

ネットの利用目的では「必要な情報の入手」をあげる人が多く、意外にも、掲示板などのコミュニケーションを重視している人は少なかった。メールのやりとりを重要視した人の割合もそれほど高くはなかった。

★オンラインショッピング利用状況

ネット歴半年未満のオンラインショッピング経験者で、2回以上利用している人がかなりの数になるのはおもしろい事実である。3年を超えると月々の利用頻度も高くなり、だいたい二週間に一回はオンラインショッピングをしている人が半数という結果になった。オンラインショッピングも、メールのやりとりやネットサーフィンなどとともに、インターネットの立派な目的となっていることがわかる。

オンラインショッピングで重要な「クレジットカードの所有」は、ネット歴が長い人ほど「ある」との回答だが、全体では約70%の人が「ない」と答えている。クレジットカードの利用についても、ネット歴の長い人ほど利用しており、クレジットカード使用の危険性についても、ネット歴が浅いほど、むやみに「カードを使ってはいけない」と信じて使わないようにしており、ネット歴が長くなるほど正しい知識が身に付いてくるということを意味しているようにも思われる。しかしながら、コンビニ決済、料金代引きなどに安心感を感じているという結果は女性ならではのものとして、見逃せないものと思われる。

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