色えんぴつな気分 ― 大切なものの残しかた

書評:るんちゃん
ホームページ作成の仕事をしているものの、その中に出てくるキャラデザインやロゴデザイン、時には印刷物のデザイン・イラストなども依頼される事がある。 確かに依頼側にとっては、提供するサービスの中で WEB上でも、印刷物上でも、イメージの一本化が図れるし、データのやりとりがあっちこっちへ行かない分、仕上がりも早い。最終段階でのイメージを、始めから終わりまで保ち続けられることもメリットの1つだろう。。
が……しかし。。。 依頼された当初、私はというと、建物の絵・人物の表情・ポーズ・静物画……。 小さい頃から絵を描くのは好きだったけど、専門に勉強したことなどない。 まずはじめにやったのが資料集め。 鉛筆画の基礎に始まって、風景画の描き方、人物のポーズの描き方。 その辺にあるタウン情報誌、女性誌のイラスト、とりあえずは片っ端から見る・見る・見る!
建物を真下から見ると、こういう角度になるのか。 洋服の襟はこう付いてこう描くのか。葉っぱに付いた水滴は、こう映らせて描くのか、などなどなど。。。 最終的にはドロウ系ソフトでパソコンデータにするものの、とにかく最初は、鉛筆で下書きの山ができる。
そんな苦しいお絵かきが続いていた時、かなり前に趣味で買ったこの本「色えんぴつな気分」を本棚に見つけた。 立体物の影の付け方、光の色の入れ方、素材感を出すタッチの描き方。勉強になるのはもちろんのこと、実は見ているだけで明るい気分になれるのだ!シリーズ物で「おいしい色えんぴつ」、「カバンに色えんぴつ」なども出ている。
見て勉強になって、しかも楽しい気分になれる、1冊で2度美味しい本。
著者:視覚デザイン研究所 編
出版社:視覚デザイン研究所
価格:1,470円(税込)
ISBN:4-88108-139-X
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