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公用文用字用語の要点

書評:ひまわりパン

パソコンで文字を入力していると、「ん?!」と思わずキーボードを打つ手が止まることがあります。例えば「かたよる」と打って変換。「片寄る」と「偏る」のどちらが先に出てきても、そのまま確定してしまいそうです。広辞苑を引いても「片寄る」「偏る」と並べて掲げられているので、どちらでもいいの? と、ますます迷います。

でも本書で調べると、「片寄る」は物が一方に寄る場合に使われることが多く、「偏る」には中正の状態が保たれず、不公平などの意味があると記されています。それを理解すれば、「隅に片寄る」「好みが偏る」「偏った考え」というように使い分ければよいと分かってきます。

この本は「公用文における漢字使用等について」などに掲げられている語のうち、比較的重要と考えられる用字用語の表記について、解字(漢字の組み立て)、字義(漢字本来の意味)などの観点から解説してくれます。

とはいっても、ただ用字用語の使い分けを調べるためだけではなく、言葉の成り立ちを知る一つの読み物としても本書はなかなか面白いと思います。

著者:廣瀬 菊雄
出版社:新日本法規
価格:2,548円(税込)
ISBN:4-7882-4639-2
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作成:原田真帆