スキルを磨く、資金を調達する、人脈を作る…。独立するために必要な事って、色々ありますよね。でも、どうせなら『一生モノ』の『好き』な仕事を手に入れたいもの。この本で、今のあなた自身を分析してみませんか?
この本の著者、松本氏は、産業カウンセラーという仕事を通して、これまでに感じたことなどをもとに、独立を目指す女性にとって何が必要であるかを、自らの体験をとりまぜながら、独自の切り口で読者に語りかけていきます。
著者も述べておられるように、この本は、巷にあふれているSOHOを始めるための手順や、書類の書き方に重点を置いた本ではありません。それよりもむしろ、W−SOHOトップページ『おすすめBooks』の見出し文そのままの"女性を元気にしてくれる本"なのです。
女性が働く意義を見いだそうとするとき、出世や収入よりもまず、自分の満足感の方が優先するといいます。自分らしく生きていきたい、そのためには今のままで良いのか、どうしたら変われるのかと。
しかし、会社員として外で働く以上に、女性が独立して仕事を始めようとするとき、周囲の反対や、自身の悩み、金銭などの現実的な問題に直面しやすいのも事実。
そこで、筆者はこう問いかけます。
- (独立の決心がつかない)問題は何か?
- (資金不足や不安感の)原因は何か?
- (お金やスキルなど)自分には何が必要なのか?
- (店を持ちたいなど)自分はどうなりたいのか?
- (資金調達、学校に行くなど)どういう方法があるのか?
このように、できないことの悩みに終始することなく、どうしたらできるのか、何ができるのかを考え、カウンセラーならではの切り口と分析で、チェックシートを随所に配しながらグイグイと読者を引き込んでいきます。
"出会うべくして出会った"という言葉がありますが、独立して半年、友人と のグループワークも考え始めている私にとって、この本はまさに、今だからこその『出会いの本』となりました。
何もかもが揃っているけれど、何もかもが厳しい、そんな時代だからこそ、本当にやる気のある人や、パワーあふれる女性が活躍できる、まさに今がチャンスの時代とも言えるかも知れません。
やる気と本気、続けていく体力と精神力がある限り、自分で考え、自分で選び取り、成し得る喜びを、わずかとはいえ知ってしまった今の私にとって、SOHO人生最良(最初)の運命の本といえそうな気がしています。
書評:松田 三樹子 |