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本の購入と今まで紹介した本

営業のビタミン

営業のビタミン
仕事やお客さんがどんどんやってくる

著者:和田裕美

出版社:ひつじ書房

定価: 600円+消費税

皆さんは「営業」って言葉に、どんなイメージを持たれますか?
ノルマ、強引な売り込み、巧妙なセールストークなど、「私はちょっと・・・(できない)」と思う人も多いのではないでしょうか・・・実は私もそのひとり。

でも、私たちはずっと昔から、様々な営業経験をしてきているのだと著者の和田さんはいいます。赤ちゃんの時は、泣いて欲求を伝え、大人になってからも、「今日のお料理、うまくできたのよ。食べてみて!」と家族や好きな人にすすめたり。これまでにも、自分を理解して欲しい時は、精一杯自己アピールに努めたし、買って欲しい物があれば、何故それが必要なのかを一生懸命説明した経験、誰にもありますよね。

そう、営業の第一歩は、何かの価値を相手にわからせるためのプレゼンテーションだってこと。むろん、それを正確に伝えるためには、自分の売りたい商品の事を理解し、時には競合相手の商品リサーチや比較も必要になってきます。そして、ここからが肝心! 本来あるべき営業の姿って、相手の欲求や問題点をよく理解し、自分の勧める商品を買って得をした、この人に会って、楽しい気分になれてよかった、と思ってもらえるようになること、そして、それこそが営業という仕事の醍醐味なんだそう。

人同士のつながりが希薄になり、対人関係に自信のない人が増え、また、コンピューターなどの技術の進歩により、これからますます人間にしかできない仕事が重要になってくるでしょう。その人にしかない感性を生かし、この世にたったひとつ、自分と相手の間にしかない場面をいかにすばらしいものにするかという作業は、「営業なんか苦手で全然ダメ」って言っていた私ですら、和田さんのトーク調のこの本に引き込まれてしまったとたん、とっても魅力的なものに思えてきたから不思議。

考えてみれば、この書評だって営業のひとつ。果たして何人の人に、「この本、ぜひ読んでみたい!」って思ってもらえたかしら? ドキドキ・・・。

書評 松田三樹子

作成:原田真帆