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本の購入と今まで紹介した本

ばつっこ倶楽部

■ばつっ子倶楽部 
"離婚"を選ぶ勇気

著者:新川てるえ

出版社:あおば出版

定価: 1200円

 始めにこの本を受け取った時の第一声が「かわいい!」。
一瞬なんの本だろう?と思うぐらいで、その明るい表紙から「前向きに頑張ろうよ!」という想いが伝わってくるようだ。
離婚・・・。結婚の何十倍も何百倍も精神的に辛い。と聞く。
私自身は幸いな事になんとか上手くいっているが、私の両親は離婚していて、離婚までの長い時間(正式離婚までかなりかかった)を子供ながらにかなり辛く、悲しい思いを経験してきた。

そしてその「離婚」という現実に今たたされている人にとって、頭の中に「離婚」という言葉がよぎった時にまず何をすればいいのか?冷静に考えるというよりはその相手と別れたい。という事で頭が一杯になりその先の事まで考える余裕なんてなかなかないのが実状ではないだろうか?

 この本の著者新川てるえさんは、2度離婚を経験されシングルマザーとして子供を育てている経験から97年からインターネット上で「母子家庭共和国」というサイトを運営されている。
実際に「離婚をしたい。」「離婚をしたんだけど・・・。」という方々の生の声を直接きいている立場から今その岐路に立たされている方々に元気と勇気をつかむきっかけになればいいとこの本を書かれた。

 そして本書では、離婚前にいったん別居をしようと進めている。
勿論、やみくもに家を出なさいという事ではなく「あわてないで!」「時間をかけて準備しよう!」という事なのだ。
子供がいる方ならなおさら子育てにはお金がかかるのだから、自分の事も含めて親としてきちんと考えてあげないといけないよとアドバイスしつつエールを送っている。

 また、難しい法律相談だとつい二の足を踏んでしまいがちだが、この本では即、生活していく上で役立つ法律を紹介していて養育費、裁判、福祉と、項目に分けて具体的に載っているのでとても読みやすい。私も始めて知った事項も多く、この内容を知っているのと知らないのでは随分違うなと思った。

 そして、無事離婚を完了したあとの新生活についても先輩のシングルマザーたちの声を紹介し、これから立ち向かっていかなければならない新生活へのアドバイスをたくさん紹介してくれている。

 好きで結婚したはずなのだから、離婚しないで済むならその方がいいに決まっている。でも、そうしなければいけなくなった時の為に、そして、「私には関係ないわ!」という方も女性として知っておいて損はない内容となっているので、ぜひ手元に一冊持っておいて欲しいと思う。

書評 山本 恵

作成:原田真帆